2022年、50周年を迎えるWRC世界ラリー選手権。この節目の年に、100kWの電気モーターと100%持続可能燃料を使用するエンジンを組み合わせた、ハイブリッド・パワートレインを搭載するラリー1規定マシンによって争われることになる。5月は、1967年に第1回大会が開催され、WRC創設からシリーズに組まれている歴史あるラリー・ポルトガル。高速区間とテクニカルな区間が混在。全体的にはしっかりとした路面が多いが、表面が軟らかい砂や目の細かな砂利で覆われている箇所もあり、走行順によって路面の状況も変わる難しいコンディションになる。ポイントはタイヤのチョイスで、操作性か耐久性か各チームのチョイスに注目。今季初となるグラベル・ラリー。派手な土煙をあげるラリーカーの迫力は圧巻。2021年はエルフィン・エバンス(TOYOTA GAZOO Racing WRT)が優勝、勝田貴元も自己最高位の4位でフィニッシュするなど相性の良さが際立つ。今年もトヨタの連覇なるか!?